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メサイアコンプレックスとは(心理カウンセラーへの戒告)

救いたいのは、本当は救われたいという幼児心理

前回まで、心理カウンセラーへの戒告(優しさという名の凶器)という題で3回書かせていただきました。

そこでは、心理カウンセラーが持つ優しさという強い武器は、時には相談者の所属する人間関係(社会)を壊してしまうこともあると、注意を促させていただきました。

前回までの記事をまとめてお読みになる方は、こちらのカテゴリーをご確認下さい。

心理カウンセリングの問題点

そして今回は、どうして心理カウンセラーが相手の所属する社会(人間関係)を壊す程の優しさを発揮してしまうのか、その原因の一つとも言えるメサイアコンプレックスについて、ご紹介と説明をさせていただこうと思います。

メサイアコンプレックスって何?


メサイアコンプレックスとは、簡単に言えば、人を救うことで自分が救われるということです。

これだけ書けば、人は人の為に役に立つこと嬉しいという根本的な性質を持っているようですから、誰にでも当てはまることなのですが、ここで問題とするのは、この順序が逆になっている場合のことです。

順序が逆というのは、助けてあげたいから助けるという順序ではなく、自分が助けて欲しいから助けるという場合のことを言います。

このことをもう少し詳しく書いていきます。

メサイアコンプレックスの特徴1「度を超えて人を助けてしまう」


例えば、医師が診察室以外(プライベートの時間)でどこでも少し調子の悪そうな人を見つけては診察していたら、私生活は成り立たなくなります。

心理カウンセリングの場合は、心の相談業務ですから、誰であってもその人に聞いてほしいことはあるでしょう。

しかし、そこに予約(決められた時間)とお金をいただいて仕事をしているわけですから、いくら心理の相談に乗るといってもある程度線を引かなければなりません。

これが行き過ぎると、予約以外のメールや電話で、過度にアドバイスや返信をしてあげることが増えてきたしまったりします。

私は個人的な連絡先を教えること自体が問題だと思いますが、民間で開業している人などは予約先自体が自分個人の連絡先であることもあるので、自らちゃんと枠組みを整える必要があります。

そしてこのことによる問題は、心理カウンセラー自身よりも、相談側にとってもっと大きなものとなります。

それは、助け過ぎることで、結局相手が自立できなくなる(依存する)ことを促してしまうという点です。

メサイアコンプレックスの特徴2「実は自分が救われたい」


メサイアコンプレックスが根底に抱える問題は、自分が人に愛されずに育ったり、人との距離感が難しいままに成長してしまったりしたところにあるように思います。

ある意味、過度または軽度の愛着障害問題を抱えているのかと思われます。

それが幼児期までによるものなのか、人生におけるどこかで起きていることなのかは、今のところ私に判断がつきません。

しかし、どちらにしても、心理カウンセラーやコーチ、コンサルタント、看護師などと言った直接人と接する援助職は、どれであっても気を付けなければならないことだと思います。

この自分が救われたい、つまり自分が愛されたいという過度な欲求が、相手の認めて欲しいという欲求と結びつき、独自の関係を築いてしまうことがあるわけです。

メサイアコンプレックスの特徴3「善悪を極端に決めつけてしまう」


心理カウンセラーであれば、相談者の状態について、ある程度は冷静に「それが貴方の抱える問題なのですね?」と、一歩引いた位置で、状況を俯瞰して捉える必要があります。

もちろん、人の心を理解する上で、深く共感を持つことはとても大切なのですが、相談者が可哀想だからと、自分の方へ呼び寄せて、抱きかかえてしまうのは、明らかにやり過ぎです。

メサイアコンプレックスの特徴として、可哀想な状況を目にすると、それを認めるだけでなく、自分は仲間だとという意味を込めて、相手が文句を言っている人を共に責めたりしてしまいます。

こうなると、自ら状況を考えさせることで、冷静に現在の状況を受け入れていくというカウンセリングにおける大切なポイントも達成されないことになっていまします。

しかも、それは心理の専門家による意見ですから、心理カウンセラー側がなんとなく言ってしまったとしても、相談者にとって、その影響は計り知れません。

メサイアコンプレックスの実際的問題点


こういう文章を読み進めていきますと、メサイアコンプレックスの問題点がよく見えてくるのではないかと思うのですが、過度なものはすぐに問題化すると思います。

その為、問題となって対策をとらなければならない状況も早期に訪れるはずです。

しかし、逆に程度の弱い隠れメサイアコンプレックスこそが問題だと思うのです。

この隠れメサイアコンプレックスは、おそらく私たち心理職に、ある程度の割合で存在しています。

次回は、このメサイアコンプレックスを持つ人がカウンセリングを行った際に、どのような事態が起きてしまいやすいのか、詳しく解説させていただこうと思います。

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